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株価が暴落している時に、決して行ってはいけない事

資産を確実に増やしていくには、長期、分散、積み立てのインデックス投資がおすすめです。

過去200年にわたり株への投資は、一番リターンが高い上に一見すると誰にもできる方法のように思います。

しかし、証券会社のデータによると、そのような世界分散できる投資信託やETFを3年ぐらいで手放してしまう人が多いようです。

一見、簡単そうに思える長期投資でも、しっかりとした投資への知識や考え方を持っていない場合には、大事な資産を減らして、投資の世界から退場してしまうことにもなりかねません。

株式のリターンを激減してしまう行為

長期の資産運用に置いて、資産効率を劇的に落としてしまうことがあります。

それは、

暴落で持っている株を売却してしまうことです。

個別株の場合には、損切を行わないと大きな損失につながってしまうかもしれませんが、全世界や米国の企業に広く分散している投資信託やETFでは、長く持ち続けることが資産を増加させるのに、重要なことです。

長期投資において、安い時には株を購入数を増やすことが大事なのは、冷静な時には、当たり前のように思えます。しかし、現実的には、安い時に売る人が多く、投資を引退していく人もいます。

なぜ、暴落時に株を売ってしまうのか

長く持ち続けて、複利を使用して資産を増大させていくことは、少し投資に関して、勉強すると出てきます。それでも、株価の暴落が起こった場合には、株を売ってしまうのでしょうか。それは、人間の心理状態と関係しています。

「プロスペクト理論」

それは、人間は、利益で得る金額よりも損失になった金額のほうが、よりダメージが大きいと感じてしまう心理効果のことです。つまり、人間は、利益の10万円、損失10万円では、損失のほうが精神的なダメージが大きく、その感じ方は、利益の2倍ぐらいと言われています。そのため、暴落が起こった場合には、自分でも意外なぐらい心を惑わされ、この不安から解放されたいという思いから、株の売却に繋がってしまうのです。

株価を完璧に予想できる人は、いない。

さらに、そのような暴落時には、ニュースやyoutubeなどで、専門家や有名なインフルエンサーがさらなる暴落を予想したり、不安を煽るような書き込みが多く出現してきます。

自分が精神的に不安定になっているときに、さらに不安になる情報を見つけて、少しでも損が小さいうちに全部の株式を売ってしまい、投資を辞めてしまう人も一定数います。

ですが、どんな優秀な専門家やインフルエンサーでも、未来の株価は予想できません。株価とは、人々の予想や期待感で値が決まっており、皆が上がると期待されれば上がるものだからです。

そのため、完璧に株価を予想するためには、全世界の人々の思想を全部把握する必要があり、そんなことは不可能だからです。

長期の株式運用に大事な考え方

私が資産形成で重要と考えていることは、

①余剰資金で投資を行うこと

②暴落は、全世界の株を安値で買うことができるチャンスと捉えること

③あまり、情報を入れすぎないこと

余剰資金で行うことにより、株価の暴落が来ても持ち続けることができます。持っていれば、その間も複利効果により、暴落が小さくなるとともに上昇局面になった時に、上昇のエンジンとしての役割を果たします。生活資金まで投資に全力に入れている場合には、価が上昇する局面まで待つことが出来なく損失が確定する場面で売らざるおえなくなるからです。

暴落は、チャンス。全世界株の投資信託が割安で購入できる機会です。余裕資金の範囲で、購入すること心がけて置くと後に大きな利益になります。

近年では、コロナショックの株価が下落したときに、株を買い増しした人達が、大きな利益を手に入れています。暴落時に、どれだけ冷静に対応できるかが投資の実力とも言えます。

最後に情報を入れすぎないことも重要です。

株価が軟調になってくると、今は、金や石油などに投資したほうが良いなどの情報が増えてきます。

多くの情報に振り回されず、自分の投資スタイルを淡々と貫くことが、投資には重要になってきます。基本的な投資の勉強を本や動画で勉強したら、他の雑音に心をかき乱されない事も長期投資には、重要になってくると思っています。

最後に

ここまで、読んでいただきありがとうございます。

長期で全世界などに分散された株式を購入していくことは、勝つ確率の高い投資方法だと思います。それでも、投資を辞めてしまう人が一定数いるのは、こうした暴落での心理状態は経験してみないとわからないからです。

どんな時でも、自分の投資スタイルを貫くことは、ものすごく難しいことだと思います。この記事が、皆さんの投資スタイルを確立に少しでも役に立てば、幸いです。

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